こんにちは!
大学院で生体情報に関する研究をしている自然研のH.Hです。
普段レポートを作成する時に、グラフや図で結果を表すと思います。
皆さんはグラフを作る時、どんなことに気を付けていますか?
今回は、実験レポート作成に慣れていない人に向けて
グラフ作成における基本的なことを紹介したいと思います。
1. グラフを作ってみよう!
Microsoft社のExcelを使ったグラフの作り方*1を
簡単に紹介したいと思います!
今回は『2021年新潟県新潟市の月別平均最高気温と平均降水量の変化*2』
の折れ線グラフを作成します。
①下の写真のように、月別平均最高気温と平均降水量の表を作ります。
表1 月別平均最高気温と平均降水量
②表を選択したまま、『挿入』の「グラフ」のうち、
「折れ線/面グラフの挿入」をクリックし、2-D折れ線を選びます。
図1 グラフの選択
③グラフができました!
図2 折れ線グラフ
今回は折れ線グラフを作成しましたが、データによって適したグラフは違います。
データに応じてグラフを使い分けてくださいね!*3
2. レポートでのグラフのポイント!
グラフを作成した後、グラフを貼り付けてOK!ではありません。
提出前に、次のことを確認してみてください!
基本的なことですが、案外忘れている場合が多いです。
- 表のタイトルは表の上、図のタイトルは図の下にあるか
- 横軸と縦軸の軸ラベル(項目名と単位)はあるか*4
- グラフの枠線が消えているか
- グラフの文字や軸の色は黒色になっているか
- 有効数字はそろっているか
- 白黒印刷する場合は、グラフを区別できるか*5
これらを含め、修正した後のグラフが図3です▼
図3 グラフの修正例
この5つを修正する前(図2)と後 (図3)を比べると、違いは一目瞭然ですね。
Excelでグラフを作成した場合、グラフの枠線や文字は
デフォルトで灰色になっています。
黒色に変えると、全体的にグラフがはっきりとした印象になります。
また、基本的には作成したレポートをpdfファイルに変換し、
学務情報システムで提出を求める先生が多いです。
しかし、たまに紙での提出を求められる場合があり、
白黒印刷にする場合はグラフの線を区別する必要があるので
注意してください!
今回は、実験レポートにおける基本的なことを紹介しました。
中には、もう全部知ってるよって方もいらっしゃると思います。
自分のレポートやグラフを今一度見直す機会になれば嬉しいです。
すぐに取り入れられることなので、ぜひ活用してみてくださいね!
*1:大学生のためのレポート・卒論で困らないワード/パワポ/エクセルのコツ : 文系大学生必携 : Microsoft365/GoogleDrive/Zoom | 新潟大学附属図書館 OPAC
*2:気象庁よりダウンロードしたものを使用
*3:レポート・図表・プレゼン作りに追われない情報リテラシー : 大学生のためのアカデミック・スキルズ入門 : OfficeアプリのWord・Excel・PowerPointを365日駆使する | 新潟大学附属図書館 OPAC
*4:論文やレポート用のグラフを作成する|Excel(エクセル)の使い方 vol.082 | complesso.jp
*5:白黒(グレースケール)印刷でも読めるグラフを作成する|Excel(エクセル)の使い方 vol.081 | complesso.jp