プログラミングについて知ろう!①

こんにちは!自然科学研究科のH.Hと申します。

現在は、生体情報に関する研究に取り組んでいます。

 

今回は、プログラミングについて解説したいと思います。

大学(特に理系の方)では、研究でプログラミングをする機会がある方が多くいらっしゃるかと思います。

 

この記事は、次のような方に向けて書いています。

 プログラミングに興味があるけど、よく分からない

 ☞なぜプログラミングは注目されているの

 ☞よく分からずプログラミングをしているけれど、プログラミングって何

 

プログラミングができると、勉強や研究でできることが広がります。

この記事がプログラミングに触れる機会になれると嬉しいです。

 

今回は以下のことについて解説したいと思います。

 

1. そもそもプログラミングとは?

 プログラミングとは、以下のことを指します。

プログラムを作成しコンピュータに作業の命令を作ること

 

例として、野球を挙げます。あなたがバッティングセンターに誰かと行ったとします。その人が「野球を見たことがなく、バットでボールを打ったことがない人」だったとしたら、あなたはどのようにして教えますか?

 

バットの持ち方や持つ姿勢、立ち位置やスイングの仕方など説明することがたくさんあるかと思います。コンピュータの場合、このように作業の手順を一から指示しないと実行することができません。そのため、一連の手順をコンピュータに指示してあげる必要があります。

 

しかし、コンピュータは人間の言葉を理解することができません。コンピュータが理解できる機械語*1に落とし込む必要があります。

 

 この機械語とは以下のような言語です。

コンピュータ内で数字の“0”と“1”の羅列で表現される言語

これを「書け!」と言われても簡単に書ける人はそうそういないですよね。

 

そこで、機械語を人間の言語に近づけたプログラミング言語を使います。そして、コンピュータの作業の指示書であるプログラムを作成し、コンピュータに作業をしてもらいます。

 

人間にはできないことや時間がかかることをコンピュータが短時間でしてくれるということは、プログラミングのメリットの1つだと思います。

 

2.  プログラミングはなぜ注目されているの?

 では、なぜプログラミングは注目されているのでしょうか。その理由の1つには、新しい社会が関係しています。

 

現在は人工知能(AI)ビックデータIoT(Internet of Things)などの技術の発展が急速に進み、これらの先端技術が産業や社会生活に取り入れられた新たな社会(Society 5.0*2)へと変わっていくことが予想されています。*3

 

Society 5.0とは、以下のような社会を指します。

サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)

 

Society5.0に向けて、文理問わず共通して求められる力、新しい社会を牽引する人材の育成が進められています。*4

 

 論理的思考力創造性問題解決能力の育成を目指し、近年では小・中・高等学校段階においてプログラミング教育の充実が図られています。

 ・小学校:2020年度 プログラミング教育必修化

 ・中学校:2021年度 技術・家庭科の技術分野のプログラミングに関する内容の充実

 ・高等学校:2022年度 必修科目「情報I」、選択科目「情報Ⅱ」を新設

 

こういった背景もあり、プログラミングの注目度は高まっていると考えています。

 

次回は、プログラミングでできることプログラミング言語の種類など専門的な内容を解説したいと思います!

 

 

 

 

 

 

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