文系学生の教職日記(希望の4年生前半編)

こんにちは!図書館学習サポーターのK.Kです。

前回3年生まで編ということで投稿をしました。皆様読んでいただけましたでしょうか?まだという方はぜひそちらを読んでからこちらも読んでいただけると幸いです。

さて、今回は4年生編前編です。3年生までの間は学校の中で講義を受けて、単位をとって、時には模擬授業をしてといったことを繰り返してきました。例外があるとすれば、こちらを読んでくださっている皆様の頃には新型コロナの影響で代替措置となっていた介護実習が復活している可能性があるので、一度外に出る経験をしているかもしれません。この介護実習に加えて、教育実習の打ち合わせも並行していることでしょう。4年生になると教職課程の場が学校の内から外へと広がり始めるのです。

介護実習について補足しておきましょう。とは言いながら、実は私にはよくわかりません。なぜならコロナによって行けなかったからです。介護施設や特別支援施設などに数日間出向き実習するというものだそうです。我々の代は代替科目をオンデマンド受講することでこちらがクリアとなりました。貴重な経験だと思いますので復活していることを祈るばかりです。

さて本題である4年生前半の話へ戻りましょう。少し前のことですのでまだ記憶も若干残っています。時系列に沿ってこの時期を見ていくこととしましょう。

前期ですが、まだ専門教科用の単位が残っていました(詳しくは前回の通りです)。そのため授業の履修と並行しながらこれらの活動をしていくこととなります。まず4月ですが、教育実習事前指導というものが始まります。実は教育実習はただ実習校に行けばいいというものではないのです。集中講義の形式で数回行われるのですが、模擬授業を行ったり、学校での実際の注意事項を聞いたりと思ったよりは大変です。ここでは教科・校種別で指導が行われるため、今まで一緒に学んできた仲間と高めあうこともできますし、新たに同じ教科を学んでいた人と出会うこともできます(特に社会科は人文だけでなく、経済、法学部にも履修している人がいるので新たな発見があったりします)。前回も書きましたが、こういったところで出会う同志を大切にしてくださいね。ちなみに事前指導を欠席すると教育実習中止となるので気を付けましょう。実習は想像よりもたくさんの人に支えられているので迷惑の無いようにすることを常に意識しなければなりません。

この時期には実習校に行って、指導教員の方と打ち合わせをして、授業の担当範囲を確定してもらいます(ちなみに自分は「歴史総合」の中のアヘン戦争から3回分を担当しました)。決まり次第授業案を書き始めるとよいでしょう。実習が始まり、指導教員に少しでも早く添削してもらうためには早めの準備が大切です。着々準備を進めて5月後半から2週間(大体この時期が多いと思います)ついに高校での実習が始まります。実習だけで記事が一個書けるくらいの内容なので、詳細にはあまり触れません。次回作をお待ちいただければと思います。

先に実習前に頭に入れておいた方が良い事務的なことを2つ紹介します。まず先の介護実習と教育実習に必要な麻疹の抗体検査です。こちら意外と時間がかかります。ギリギリになると陽性にならず実習に行けなくなってしまうので通知がきたら早めに病院へ行きましょう。自分の不注意ですべてを無駄にしてしまうともったいないでは済まないですからね。二つ目は大学の授業に関して、多くの先生が教育実習といえば理解を示してくださいます。自分もちょうどターム末でしたがいくつかの講義で試験をレポートに変えていただくことができました。その分実習後に休めず大変ですが。こちら頭に入れておくと安心です。

実習で最も感じたことは「教師という仕事の責任感」でした。教職課程を履修中の方は講義などで教員のいいところを「やりがい」と何度も耳にしているでしょう。実習に行くとそれを直に感じられます。私は一年生のクラスを担当しました。いざ学校に行くと初日からたくさんの生徒が話しかけてくれてとても安心します。基本的に生徒は珍しがってこちらに興味を持ってくれます。実習中はこのような生徒との会話が本当に癒しでした。生徒との関係性作りは最終的に研究授業で自分の身を守ってくれる存在を作ることに繋がります。積極的に話しかけるのが吉です。授業の方は担当した歴史総合がこの年に始まったばかりの新科目ですのでかなり実験的な授業をすることができました。授業を作ること自体は時間もかかるし大変です。しかし、生徒の「わかりやすかった」という言葉を聞くとやってよかったと思えます。自分の指導教員も言うところははっきり言うけど基本的には優しく見守ってくださるとても良い先生でした。良い環境に恵まれたと本当に感じる実習になりました。

実習から帰ってくるとかなり自信がつきます。授業の仕方だけでなく発言の内容や考え方等のレベルアップを感じられます。この良い勢いでいざ夏休み、、、というところで今回は区切りとさせていただきます。夏休みと後期に関してはまた次回ということにしましょう。教職課程生活は書きたいことがたくさん出てきてしまいます。ぜひお付き合いください。

あと少し続きます。時期が戻り7月のお話です。実は私、教員採用試験を受験しました。大学院には、採用自治体からの採用延期制度を利用して進学させていただいているので自治体名は伏せますが2つ受験しました。教員採用試験に関しては別で記事を書こうと思っていますので今回は「授業と、実習と採用試験並行してたんだな~」くらいに思っていてください。

では今度こそ今回はここまで。実習を生徒と仲良く乗り切り、キラキラ輝く教職課程はこの後どうなってしまうのかお楽しみに。

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